銀座でのランチ会〜ギャラリー巡り〜…を終えて元々予定していた「蓄音機で聴くチェロの巨匠たち ~伝説の名演の味わい~」を聴きに上野へ。
↑↑応援よろしくお願いします❤️
今夜の演奏会は藝祭で蓄音機の演奏を聴いた日に知って、ずっと楽しみにしていたのでとってもワクワク
でも少し時間が早すぎるので、スタバで休憩することに。
すると、温度が急に上がったからか・・・眠くて眠くて。
持ち歩いていた本も読めないほどで、時間までスタバにいようかと思ったのですが、体を冷やした方がいいな、という選択から早めになりますが現地へ。
結局、6:10開場なのに5:20位には着いてしまって、外で待ってようと思っていたら寒いからと中に入れてくれました。(ありがとうございます)
そしておかげさまで蓄音機の演奏は「最前列・ど真ん中の席」で聴くことができました
本日の演目一覧(PDFのチラシはこちら)
- パブロ・カザルス(Pablo Casals)…バッハ「アダージョ」
- フーゴ・クライスラー(Hugo Kreisler)…ビゼー「アルルの女」から「インテルメッツォ」
- フーゴ &フリッツ・クライスラー(Hugo & Fritz Kreisler)ルービンシュタイン「メロディ」
- モーリス・マレシャル(Maurice Marechal)…ドビュシー「チェロ・ソナタ第三楽章」
- モーリス・マレシャル(Maurice Marechal)…ショパン/ ダーヴィト・ポッパー「ノクターンop.9-2」
- ルドルフ・ヒンデミット(Rudolf Hindemith)…ベートーベン「ヴィオラとチェロのための二重奏曲」
- エマヌエル・フォイアマン(Emanuel Feuermann)…ヒンデミット「無伴奏チェロ・ソナタop.25-3」
- エマヌエル・フォイアマン(Emanuel Feuermann)…サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」
- エマヌエル・フォイアマン(Emanuel Feuermann)…ベートーベン「弦楽三重奏のためのセレナーデ Op.8」から
- グレゴール・ピアティゴルスキー(Gregor Piatigorsky)…ゲンス「スケルツォ」
- アンドレ・ナヴァラ(André Navarra )…バッハ「無伴奏チェロ組曲」から「プレリュード」
- アメデオ・バルドヴィーノ(Amedeo Baldovino)…ボッケリーニ「チェロ・ソナタ イ長調」から「アレグロ」
- ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Mistilav Rostropovich)…ロストロポーヴィチ「フモレスケ」
(名前のリンクはWikipediaです)
各演奏者のエピソードや当時の状況などの解説付きで演奏を聴ける機会なんてそうはありません。本当に贅沢な時間で、蓄音機の音色もとても素敵。
また、クラウドファウンディングのReadyForでも募集されていたようですが、現在も蓄音機やレコードの保存にかかる費用の寄付・支援を募集されています。
素晴らしい活動ですので以下にぜひご紹介させてください。
「野澤コレクション」公開促進事業(協賛申込書へのリンクはこちら)
「野澤コレクション」の公開利用へ向けた準備を迅速に進めるとともに、過去の大演奏家たちの演奏を蓄音機による生の再生音で聴くことのできる一大拠点の整備を目指しています。これにより、学生・研究者・一般市民向けにレコード・コンサートの開催も可能になるとともに、クラシック演奏史研究の飛躍的な進展が期待されます。
本事業推進のためには、膨大な量にのぼるレコードの整理公開に多額の経費が必要となります。つきましては、芸術文化に広く関心をお持ちの皆様に、この事業の趣旨にご理解、ご賛同をいただき、是非とも絶大なるご協力を賜りたく、ここにお願い申し上げる次第です。
応援よろしくお願いします❤️↓↓
【気ままに相撲ライフ】
以下は、本日聴いた演奏と同じSPまたは別年代に録音したものをYoutubeで少し見つけたのでご紹介します。
(目の前の蓄音機で聴く生の臨場感とは少し違いますが、どの演奏も素敵だったので、自分のメモ・備忘録も含め。)
Casals
カザルスは「アルフレッド・コルトー(ピアノ)」「ジャック・ティボー(ヴァイオリン)」との三人でカザルストリオと呼ばれた20世紀最大のチェリスト。(Wikiより)
1,“Adagio” by J. S. Bach
①(Victrola 6501-B / 1925)
②(Victor 6635-B / 1927)
Fritz and Hugo Kreisler
2, Intermezzo from “L’Arlesienne“by Bizet
(実際に1927年録音のものですが、こちらは1928年録音)
3, “Melody” by Rubinstein
Maurice Marechal
1920年頃カザルスが不在の際には、カザルス・トリオにおけるチェロの代役としてティボーやコルトーと共演を重ねた人というだけあって、とても素敵な音色です。
「ポルタメント」という奏法らしいのですが、とても感情豊かなグッとくる感じがして聴き入ってしまいました。
(ある音から別の音に移る際に、滑らかに徐々に音程を変えながら移る演奏技法 by Wiki)
また、戦時中にチェロを作り慰問演奏を行っていたといい、そのチェロは現在はパリ音楽院に寄贈されたとのことなので、パリで見る機会があれば見てみたいな〜と思います。
4,Debussy : Cello Sonate -2.Serenade, 3.Finale
recorded in 1930<78rpm / Columbia, J-7795/6(LX-1411/3)>
(Piano :Robert Casadesus)
(2分53秒頃から〜)
https://youtu.be/5wV2ou0Ewqg
5,Chopin Nocturne op.9 No.2
Columbia (CLX 1702)B J8261
Paul and Rudolf Hindemith
6,Beethoven’s “Eyeglass” Duo
(Duo in E-Flat Major for Viola and Cello, WoO 32, “Mint 2 obligaten Augenglasern” (With 2 Eyeglasses))
→Paul Hindemithは、Rudolf Hindemithの弟ということで兄弟の演奏なんですね。
Emanuel Feuermann
(「アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)」、「ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン」と組んだ活動が「100万ドルトリオ」として有名 by Wiki)
7, Hindemith: Sonata for Unaccompanied Cello, Op. 25, No. 3 (1934)
8, Zigeunerweisen (Sarasate)
(Piano – Michael Taube)
https://youtu.be/zAVzJFjjfZo
9,Beethoven Serenade in D, opus 8(The Goldberg-Hindemith-Feuermann Trio)
(recorded in 1934)
Gregor Piatigorsky
解説してくださった方の話を聞いて、とても興味を持った人の一人です。
著書「チェロと私」にあったエピソードを話してくださったんですが、とっても面白い!!ユーモアにも富んでいた方みたいです。この本はぜひ読みたい!と思いました。
ですが、、、「Daniel Van Goens – Scherzo」を演奏している動画は見つからなかったのですが、別の素敵な一曲をご紹介。
Gregor Piatigorsky plays Tchaikovsky Waltz
そして、演奏家は別の方ですが「Daniel Van Goens – Scherzo」もスピード感あふれる一曲です。
https://youtu.be/moFD0jc-8ZM
André Navarra
11,“Suite No 2 BWV 1008” J.S.Bach
Rostropovich
13, Humoresque, Op. 5 by Mistilav Rostropovich.
↓まさに超絶技巧曲。
最後に。。。
今回の蓄音機演奏会のPDFを探していたら、解説をしてくださった方(准教授・中木健二さん)が演奏する「J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番~プレリュード~/中木健二」を偶然発見。(→リンクはYoutubeです)
!!!とても素敵な演奏!!!
驚くのもおかしな話ですが、チェリストのエピソードなど色々紹介しくださりともて気さくな方、という印象だったんですが…すごい方だったんですね;
↑↑応援よろしくお願いします❤️