蓄音機コンサート「巨匠識者たちの時代 〜年代順に聞く名録音〜」へ

今年最後のロームクラシックスペシャルへ行ってきました。

今回の特集は「巨匠指揮者たちの時代~年代順に聴く名録音

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ロームクラシックスペシャル」は、私自身は数回しか参加できていないのですが、3年目の第12回目にして初めてのオーケストラ特集とのことで、楽しみにしていました。

【本日の曲目】(時代別)
アクースティック録音時代

カルロ・サバイーノ指揮
ヴァーグナー「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」(ミラノ・スカラ座管弦楽団)
Victor(米)1907年

アルトゥール・ニキシュ指揮
ベートーヴェン「交響曲第5番」より第1楽章 (ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
Gramophone (独) 1913年

リヒャルト・シュトラウス指揮
リヒャルト・シュトラウス「サロメ」より「サロメの踊り」(シカゴ交響楽団)
Brunswick(米)1921年

オスカー・フリート指揮
マーラー「交響曲第2番《復活》」第5楽章より(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
Polydor(独)1924年

 

電気式録音時代

オットー・クレンペラー指揮
ベートーヴェン「コリオラン序曲」(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)
Polydor(日)1927年

イーゴリ・ストラヴィンスキー指揮
ストラヴィンスキー「春の祭典」より(コンセール・ワルテル・ストララム管弦楽団)
Columbia (日) 1929年

デジレ=エミール・アンゲルブレシュト指揮
ベルリオーズ「序曲 ローマの謝肉祭」より(コンセール・パドルー管弦楽団)
Pathe(仏) 1930年代

レオポルド・ストコフスキー指揮
ドヴォルジャーク「交響曲第9番《新世界より》」第一楽章より(フィラデルフィア管弦楽団)
Victor (日) 1934年

エーリヒ・クライバー指揮
シューベルト「交響曲第7番《未完成》」より(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
Polydor(日)1935年

フェーリクス・ヴァインガルトナー指揮
ベートーヴェン「交響曲第8番」より(ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
Columbia(日)1936年

ブルーノ・ヴァルター指揮
ベートーヴェン「交響曲第6番《田園》」より(ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
Columbia(日)1936年

ウィレム・メンゲルベルク指揮
チャイコフスキー「交響曲第6番《悲愴》」より (アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団)
Telefunken(日)1937年

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ヴァーグナー「聖金曜日の音楽」(パルジファル)より(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)
Columbia(日)1938年

アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
モーツァルト「交響曲第40番」第1楽章より(NBC交響楽団)
Victor(日)1938/39年

1940年代
カール・ベーム指揮
ヨーゼフ・シュトラウス「天体の音楽Sphärenklänge」より(ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団)
HMV(英)1949年

 

予定時間二時間でしたが、たくさん解説を加えてくださったので、休憩5分で二時間半を少し回るくらいの時間で蓄音機のコンサートを楽しむことができました。

特に、今回選曲をしてくださった楽理科の土田教授による解説をたっぷり聞くことができ、各レコードや指揮者のエピソードを少しでも多く且つわかりやすく私たちに伝えてくれようとする姿が印象的で、音楽の学校に通ったことはないのですが少し授業を受けた気分になれました

(ご本人は「講義調ですいません。」とおっしゃってましたが、楽しかったです。)

 

また、年代別位にレコードを聴いたことがなく初めての体験でしたが、アクースティック録音時代は電気式録音の時代とは比べ物にならないくらい蓄音機から聞こえてくる音が小さく、当時の録音方法についてもお話を伺えました。

特に、録音する際のオーケストラの配置方法や録音用に使われたヴァイオリンの代替機「シュトロー・ヴァイオリン(Stroh violin)」、エジソンによる蓄音機(フォノグラフ)のオリジナルなどとても勉強になりました。

 


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【気ままに相撲ライフ】

自分のメモ・備忘録の為に同じ録音年の曲をYoutubeで探して以下に追加。

 

《アクースティック録音時代》

Arthur Nikisch conducts Beethoven’s Symphony No.5, 1st Movement (1913)

→元の楽譜と変えてファゴットをホルンに変えて演奏しているそうです。

 

Richard Strauss conducts – Salome’s Dance (1921)

→そっけない指揮と演奏で有名だったらしい。

 

*Mahler Symphony #2 (Resurrection) – Fried, Berlin State Opera (1924)

 

《電気式録音時代》

*Beethoven: Coriolan Overture, Klemperer & SKB (1927)

 

*Le Sacre du Printemps – historical recording, Stravinsky cond. (1929)

→当時のフランスのオーケストラ特有の楽器、「ファゴット→バッソン」、「チューバ→フレンチチューバ」で演奏されているそうです。

 

Stokowski – Dvorak : Symphony No.9 op.95 – 1st mvt. (1934)

 

Erich Kleiber – Schubert : Symphony No.8 h-moll “Unfinished”- 1st mvt

 

Felix Weingartner / Beethoven : Symphony No.8 – 1st mov.

 

Bruno Walter / VPO_ Beethoven : Symphony No.6 “Pastorale” -1st Mvt.(1936)

Bruno Walter / VPO_ Beethoven : Symphony No.6 “Pastorale” -2nd Mvt.(1936)

Bruno Walter / VPO_ Beethoven : Symphony No.6 “Pastorale” -3-5 Mvt.(1936)

 

Willem Mengelberg – Tchaikovsky : Symphony No.6 “Pathetique” – 1st Mvt (1937)

Willem Mengelberg – Tchaikovsky : Symphony No.6 “Pathetique” – 2nd Mvt (1937)

Willem Mengelberg – Tchaikovsky : Symphony No.6 “Pathetique” – 3rd Mvt (1937)

Willem Mengelberg – Tchaikovsky : Symphony No.6 “Pathetique” – 4th Mvt (1937)

 

Furtwangler: Wagner, Good Friday Music from Parsifal (1/2)

Furtwangler: Wagner, Good Friday Music from Parsifal (2/2)

 

Arturo Toscanini – Mozart : Symphony No.40 K.550 – 1st Mvt (1938)

おまけ:

帰りに撮った一枚。藝大の敷地内にあるクリスマスデコレーション??された大木。

素敵です




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